あん

昨日は休日でしたので話題の「あん」の映画を観てきた
樹木希林の独特の雰囲気が映画に重みをつけていました
只の人情映画ではなくハンセン病という隔離されて生きなければならない辛さなど多くの問いかけがなされた映画でした
また僕が一番感動した言葉は「全ての物には声がある」
あんになる前の小豆一粒にもどこかで生まれ育ちどんな風に吹かれて今ここ(鍋の中)に居るのか 声を聴いてあげるのだと
山や川の草木や風にも声があるという
例えば池に映った満月は真ん丸に見えるが、一たび風が吹くと池の水は波立ち直ちに月は歪んで見える しかし空の月は歪むことはない
要するに今我々が見てる月は池の月を見るが如しで何かが原因で歪んだ月を見ているようなものだ
風が吹こうが嵐が来ようが雪が降ろうが空の月は歪むものではない
真実は何があろうが不変という事です