段取り八分

今年の梅雨は比較的空梅雨の様子です

この時期に基礎・建て方など予定している場合は毎日天気予報との睨めっこです

雨天の場合は段取りが変わります

建て方の場合はレッカー手配から防虫防蟻処理、床の断熱材入れ・・・など多方面で影響が出ます

僕は工程表に週間天気予報の欄を記載して段取りを考えます

昔から段取り八分と云います

作業が順調に進むか、否か・・・すべて段取り次第なのです

大工さんにフルに働いてもらうためには、使う材料はあるのか?収まりを書いた施工図はあるか?特に遠方での現場では材料が無くて仕事にならなかったなんて云う事が一番悪い段取りです

僕は現場監督あがりなので、現場の段取りの良し悪しを一番気にする

18歳から現場管理してきて、職人や親方は殆ど親父くらいの年配だった

段々現場の事が分かってきた23歳頃から現場が楽しくなった

現場は自分が思う工程に合わせて如何に職人を動かせるか?なのだ

監督として舐められないようにしながら、職人を褒めながらこちらのペースに合わせて頂くコツが分かれば楽しい

学校卒業したての頃は現場を良く分からない若造が監督として現場に来るわけだから、最初は毎日現場の掃除・跡片づけ・棟梁から釘が無ければ1箱持って来い!など手元として1日中現場にいて職人の動きや段取りを学んだものだ

もし同じ建物が2棟隣り合わせで建てた場合、現場管理の仕方次第で工期も収まりも予算も結構違ってくると思う

現場を楽しみ監督冥利を噛みしめる毎日でいたい!